2009年10月16日
身近な“花鳥風月”
外に出ると季節がら、キンモクセイのオレンジの花を眼にしますネ。
私の家でも、となりの公園にあるその香りが、あらためて秋を
感じさせてくれます。
香りのよい樹木と言えば、ウメ・モクレン・ジンチョウゲ・ライラックなどが
挙げられますが、香りで季節を楽しむと言うのは、いかにも日本的です。
童謡の“夏は来ぬ”では「卯の花の匂う垣根に‥‥」と唄われていますが
卯の花(ウツギ)には香りはなく、「匂うがごとく美しく咲く」との解釈が
正解のようです。
秋の夜長、窓を開けて虫の音を聞きながら、風に漂うキンモクセイの
甘い香りに“花鳥風月”を感じるのも良いものです。
歩道では並木のクロガネモチガが、黄色い実を真っ赤く染める準備をして
この秋の、次の出番を待っているようです。
M.ODAKA
Posted by landmark3473 at 18:53│Comments(0)
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